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知的好奇心

想定外の解除時に発生する刺激は、「分かった」という刺激です。「分かった」という刺激は、快楽ではありません。 理解することで快楽が発生する現象は、知識を繋ぐ(誘引経路の連結)ことで発生する快楽とも捉えることができ、 この快楽(「知識連結快楽」と呼ぶことにする)による不満値を「知的好奇心」と定義します。

また、「納得」という言葉も同様で、知識は持っていたが、その組み合わせがうまく結合しておらず、答えを得られなかった状況から、 知識の結合状態を変えることで、答えを得られる状況に脳内が変わることを言うものと考えます。 感じたことがあると思いますが、達成までのイメージが可能になったタイミングで、それを自意識として実感できて、 これを納得と呼んでいないでしょうか? つまり、納得とは、目的の達成までの道筋が「分かった」ということであり、知的好奇心を満たすことだと考えます。 例えば、怒られたけど納得できたという場合に、気持ちがすっきりすることがあるのは、 納得することで、知的好奇心を満たすからかもしれません。

これを前提として、次のことが想像できます。 知識連結快楽は得ようとして得られる快楽ではない為、 自身で簡単に達成できるものではありません。 脳内で集中し処理範囲を広くするなどして、試行錯誤の上、得られる快楽ということになります。 外部に解決を試みようとするケースでは、想定外の刺激を受けて、それをトリガーに行動(「教えて」など言う)したあと、 知識連結快楽を得ることができれば、知識連結快楽を取得させやすくする行動を持った欲求(「教えて」など出力する欲求)が 生成されるということになります(この場合も、解決できるかどうかは運次第ということになり確実性はありません)。

その他、AICoreが「知らない」という言葉を出力することで、それを聞いた周りの人が、 AICoreの知っている知識で言い替えてAICoreが理解できた場合、AICore内で知識連結快楽が発生し、 「知らない」という言葉の出力頻度が増えることも考えられます。

このように知識連結快楽は知識を広げる助けとなります。また、知識を広げるという観点からも 知識連結快楽に「飽きる」という機能が必要になります。




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